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おかね推進室! おかねと人生設計のプチアドバイス

おかね推進室室長のFP新谷が、節約・貯蓄・投資等を通じて人生の軌道修正のプチアドバイスを行います。現在東南アジアはマレーシアより発信しています!

財形で貯蓄する:年金財形

ハウスカレー鍋のお母さん役で内田恭子似の方、連絡ください!
あ、でも嫁が一番ですよ(笑) おかね推進室室長の新谷です。

今日は財形でも最後になります。
年金財形です。

・・・
年金財形もこれまで述べた一般財形・住宅財形と基本的性格は変わりません。

メリットは550万円までの非課税枠です。大きいですよね。
(ちなみに保険型の年金財形の場合は385万までが非課税枠、住宅財形とあわせて550万までの非課税です)

よく比較されるのは個人年金保険
個人年金は儲かった分に対して雑所得として課税されます。

【例題】
35歳男性が60歳から年間55万(10年で総額550万)の年金を受給する。
35歳より毎月1.6万払で、60歳までの払い。総額約480万の支払。

55万-48.3万=6.7万が課税対象額に加算されます。
所得税が5%の方ならば6.7×5% = 3,350円
10%の方ならば 6,700円の税負担アップ。
(年金財形ならば受取額は55万のままで税負担はゼロ
【例題おわり】


場合によってはこの所得増により健康保険料などが増加する可能性もあります。
そうした可能性を考えると非課税のメリットは確かにあります

なお、年金財形にも幾つか条件があります。
 契約時55歳未満であること。
 5年以上の積立。
 年金の給付は60歳以降かつ5年以上

・・・
年金財形は20代、30代の共働きの方(女性)などにはよいと思います
老後資金はもっと後からで良いのですが、余裕のあるうちから積んでおいてもよいでしょう。

特に女性はライフイベントによってキャリアを中断されたり、
死別・離別等が発生したときにお金が必要にもなります。

本来的な使い方にはならずとも年金財形として積み立てておけば
将来に対して安心して仕事・家庭の事に取り組めると思います。

※個人年金の保険料計算は弊社取扱保険の保険料計算ツールにて行いました。

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