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おかね推進室! おかねと人生設計のプチアドバイス

おかね推進室室長のFP新谷が、節約・貯蓄・投資等を通じて人生の軌道修正のプチアドバイスを行います。現在東南アジアはマレーシアより発信しています!

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制度のハザマに落ちない為に。。。

今に始まった話ではありませんが、日本の財政はギリシア顔負けの水準です。
参考:「日本の財政赤字はギリシャと違うか?」

一年半ほど前に書かれた記事ですが、示唆に富む内容です。
とはいえ、このまま債務が膨れてゆくようだと、日本とて将来は危うい。

現在年金支給年齢の引き上げが取りざたされており、
一説には70才からの支給という案もあるとか。


このような中、いわば「制度のハザマ」に落ちてしまう人々も増えてきたようです。

日経新聞2011年10月9日(日)の11面”住まいの不安どう解消” によると、
家族なし、年金なし、持ち家なし、仕事なしで、
ホームレス同等の暮らしをしている人々が増えているという。

これは日本社会の暗部のほんの一部分かも知れませんが、
ダレにでも起こりうることだと思います。

・あなたは今後結婚できますか
・あなたは今後面倒を見てくれるだろう子供をもうけられますか
・あなたは生涯住める住居を確保できますか
・あたたは月々安心して使える年金を受給できますか

数えだすと不安はつきません。
でもこれまでの世代のように何も考えずに(何も備えずに)
老後を迎えると大変なことになりそうですね。

それが杞憂であってほしいと願いつつ、備える
個人年金に入ってみる、婚活でもしてみる、移住でも考えてみる。
いろいろな可能性があると思います。

大きなうねりが来たときに変化に対応できる力、
変化に耐えながら支えてくれる家族、
こうしたものがあったほうが一般的にはサバイブし易いのではと思います。

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長生きは不幸の始まりか!?

学生時代は30までに死ぬと断言した、おかね推進室新谷です。
今既に35歳です。

皆さんは老後の準備は万全でしょうか?


英字雑誌のビジネスウィークに気になる記事がありました。米国の高齢化状況についてです。
曰く、『命ありて、まずます懐寂しい』ということだそうです。正直、ひとごとではない話だと思います。
http://www.businessweek.com/investor/content/jan2011/pi20110125_634429.htm

かいつまんでお話すると、
・2010年で65歳の方の平均余命は23年(88歳)、うち30%92歳以降まで生きる可能性
・2000-2007年の間、心疾患での死亡率は19%減, ガンでも5%減
・反して、この15年で肥満の方の率は48%上昇。あわせてアルツアイマー患者が激増
・45歳-70歳の米国人のうち個人年金の用意を検討しているのはわずか20%
・結論として、節約に励み、より長く現役で居ないと大変なことになりますよ
という感じの記事です。


高齢化先進国の日本では違和感のないお話ですよね。

実際には日本では心疾患・ガンでの死因は増加しています。
(厚生労働省 人口動態調査より。 下記サイトの5-13:年次別の死亡率を参照)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/sippei/index.html 

上記表によると、脳疾患での死亡は漸減しています。喜ばしいことです。
さらに近年では老衰・肺炎での死亡が漸増しています。
これは大過なく老後を迎える方が増えてきたということだと思います。


ということは米国同様、日本でも今後老後資金の準備に関しては切実な問題になる可能性が高いでしょう。

デフレという要因もありますが、2011年より老齢基礎年金の支給額が減少します。
http://jp.reuters.com/article/kyodoPoliticsNews/idJP2011012801000231

今後はさらに、現役世代の減少により、支給額が減少してくる可能性が高いと思います。
支給額が減らない場合でも、結局のところ増税でまかなわれるはずなので手取りは少なくなるはずです。


・・・・
ということで我々現役世代も、老後への備えが必要になると思います。

今すぐにというわけではありません。
子育て世代ではなかなか自身の老後を考える余裕は無いことが多いからです。

しかしながら老後は確実に近づいています。

分かっていながらできないことも良くある話です。
若いうちから小額でも、個人年金くらいは積立ててもよいと思います。
個人年金保険料控除も適用できれば、税金も安くなりますし。

僕も月1万ずつ個人年金を積んでいます。

投資でも攻めも必要ですが、防御にも怠りがないよう、宜しくお願い致します。