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おかね推進室! おかねと人生設計のプチアドバイス

おかね推進室室長のFP新谷が、節約・貯蓄・投資等を通じて人生の軌道修正のプチアドバイスを行います。現在東南アジアはマレーシアより発信しています!

個人向け国債に投資してみる

晩秋の紅葉に心躍らせる、おかね推進室室長 新谷です。

本日は個人向け国債についてです。

正直、証券業に携わるものとしてはこれほど面白くないものはありません。
しかし捨てる神あれば、拾う神あり。ニーズが合致するかたもいらっしゃいます。

・・・
簡単に直近の発行条件を見てみましょう
 

  3年固定(6回) 5年固定(20回) 10年変動(32回) 備考
発行日 H22.12.15 H22.10.15 H22.10.15  
利率(税引き前) 0.13% 0.23% 0.25% 10年変動の翌半期分は未定
利率(税引き後) 0.104% 0.184% 0.20% 10年変動の翌半期分は未定
利払日 毎年12/15, 6/15 毎年10/15, 4/15 毎年10/15, 4/15  
償還日 H25.12.15 H27.10.15 H32.10.15  
募集価額 額面100円につき100円 同左 同左  
販売単位 1万円 同左 同左  
販売手数料 なし なし なし  
中途換金 発行から1年経過以降可 発行から2年経過以降可 発行から1年経過以降可能  
中途換金時受取額 元本+経過利子相当額-直近利子2回分受取相当額 元本+経過利子相当額-直近利子4回分受取相当額 元本+経過利子相当額-直近利子2回分受取相当額 ※中途換金可能期間前の売却時は受取利子相当額は全て手取額より差し引く

※財務省、国債ページ(http://www.mof.go.jp/jouhou/kokusai/kojinmuke/index.html)より新谷作成

メリットはなんといっても安定性
どの金融機関で買ったとしてもつぶれない限り国が、利払い・元本を保証してくれます。
買った金融機関がつぶれても全く価値は変動しません。

とにかくお金を減らしたくない人・投資になじまない人にはよいでしょう。
一例を挙げるならば、退職後の老人(老後資金の確保が十分出来ている方)。
また、銀行は金利が低すぎてイヤ・証券会社も信用ならない・他人は信じられない、という人にはよいかも知れません。
購入単価が1万円と安い点も評価できます。

デメリットはこの低金利、そして機動性の悪さ。
正直定期預金でもキャンペーン中のものを探せばこの程度の金利は出たりしそうです。
そして定期預金と違い、途中解約したときに利金を戻さないといけないのがイヤですね。
資産形成が必要な若年層、特に家庭を養う人たちには向かないと思います。

・・・
いかがでしょうか。

財政赤字が新聞を賑わしている只中で、その情勢に加担するようで僕はやっぱり嫌いです。
また、お金がなくてヒーヒー言っている僕のような方ならばもっとリスクをとってゆくべきでしょう。

但し、お使いの銀行定期預金よりも金利がよいようならば資産の一部として保有するのもよいでしょう。


※当該情報は財務省のページを参照の上記述しています。運用の損益は購入者に帰属します。購入の際はご自身で目論見書等確認し、ご自身でご判断下さい。

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