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おかね推進室室長のFP新谷が、節約・貯蓄・投資等を通じて人生の軌道修正のプチアドバイスを行います。現在東南アジアはマレーシアより発信しています!
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湯たんぽをヘビーユースしてます。
おかね推進室室長 新谷です。
間があきましたが生命保険の見直しシリーズでず。
前回は、保険の意味合いについてお話しました。
→ 生命保険の見直しで節約:準備編 (http://fparatani.blog.shinobi.jp/Entry/54/)
本日は”保険はどの年代で必要になってくるのか”ということについてです。
・・・
いざという時の生命保険。
ざっと考えると死亡保険と医療保険、そしてガン保険が有名かと思います。
しかし誰にでもかければいい、という話ではないと思います。
自分の考えでは保険の必要性はこんな感じになります。
【年齢と保険の必要性について】
歳 | 死亡保険 | 医療保険 |
~20歳 | 小 | 小 |
~30歳 | 大 | 小 |
~55歳 | 中 | 小 |
56歳~ | 中 | 小 |
・・・
先ずは死亡保険から。
20代以下の方は死亡保障は必要ないでしょう。
独身で扶養している家族が居ないことが想定されるからです。
結婚して連れ合いを扶養していたり親世代を扶養している場合は保障があってもいいと思います。
30代になると保障の必要性が増えます。
というより、一番保障を大きくすべきだと思います。
結婚されたり、子どもが出来たりするからです。
ここで一家の大黒柱が今死なれたら、嫁さんと幼子が路頭に迷います。
これ以降、必要保障金額は逓減してくるのが通例だと思います。
ちなみに専業主婦には保障は必要かというと、必要ないと思います。
保険会社の言い分では、
主婦が亡くなると家事をするための労力を外部に委託する、
よってその費用分を保障として持っておけ、ということらしいです。
でも実際主婦がなくなり、お手伝いさんを雇ったという話は聞いたことがないのです。
むしろ奥さんが病気にならないように、普段から家族総出で家事をする、
家族を家事に巻き込み、万が一の時に家庭がクラッシュしないよう
風通しを良くしておく、そういう方が良い気がします。
(簡単ではありませんが)
さて40代・50代では保障はそれなりに必要と思われます。
子どもたちもそれなりに大きくなっているから大丈夫でしょう。
しかし、奥さんが自身の老齢基礎年金を受け取るにはまだ間があります。
貯金を取り崩すのもいいですが、心情的には定期収入ができるまでは
手をつけたくない方も多いと思います。
ですからこの時期の生命保険は、連れ合いの老後へのつなぎ資金として
かけるのが妥当かと思います。
これ以降の50代・60代以降になると、保障は殆ど必要ないと思います。
それこそ葬式代くらいで結構かと思います。
もちろん子供が独立したから、という前提です。
晩婚の方、遅くに子供をもうけた方はこの限りではありません。
・・・
医療保障については
どの年代でもあまり必要性を感じません。
理由は高額療養費制度です。
東京大学病院が優れたサイトを作っています→ http://kogaku.umin.jp/
結論からいうと、中程度の収入の方ならばひと月8万程度しか医療費はかかりません。
一般にはそう何回も入院するわけではないので、
毎月数千円でも医療保険に払うお金は勿体ない気がします。
その分貯めておくほうが大概の場合お得かとおもいます。
とはいえ無保険は怖いという方もいらっしゃいます。
ならば医療保険は加入するにしても最低額、
あるいは共済みたいなものがよいと思います。
・・・
いかがでしょうか。
今回も前回同様、保険契約は必要最低限でよい、ということを前提に
書きました。
しかし、上記はあくまで現時点での考えかたです。
というのは、仮に社会保険が破綻して医療費が8割9割の負担になったら
殆ど必要ないなんてなかなかいえません。
また、死亡保障も、十分にキャッシュがあるご家庭は正直不要でしょう。
上場企業などは大概普通の社員に1000万程度は保険をかけているので
その点を考慮すればさらに死亡保障は少なくできるでしょう。
次回は具体的にいくら程度の保障が必要かについて書きたいと思います。