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おかね推進室室長のFP新谷が、節約・貯蓄・投資等を通じて人生の軌道修正のプチアドバイスを行います。現在東南アジアはマレーシアより発信しています!
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東日本大震災後の復興資金を得るため、増税せよという意見がある。
増税はいやなものだ。
しかし或る見方から考えると、むしろ今増税すべきという考えもある。
その根拠が世代間格差だ。
まず挙げたいのが、親世代(ベビーブーマ)たちとの世代間格差。
これまで日本を作ってきた人たちにも相応の負担をお願いするということ。
そのためには今増税して、彼らにも増税の荒波を被ってもらう。
もちろん現役世代の我々は負担したくない。
今だって十分税金や社会保障費はきつい。
しかも老後の国の様子も不確かな今、これ以上国に上納金を納めるのはイヤだ。
しかしながら、今増税や国債発行しなければどうなるか。
より厳しい状況になったときに、自分たちが被る波が高くなるだけの可能性はある。
そのためには、誤解を恐れずに言えば、
彼らが亡くなってしまう前に増税をする。
老人に関する税金・社会保障費の優遇を見直し、
我々と共に国を支えて頂くためには、増税もアリかもしれない。
次に挙げるのが、子供世代との世代間格差。
自分の子供たちにツケを回していいものか、という考え方。
確かに、今の日本はよくも悪くも親世代以上が作ってきた。
しかしながら、自分の責任ではないと、課題を棚上げにするとどうなるか。
自分の子供たちへそのまま、
否、利子などの負担を増やした上、雪だるまを大きくして引き継ぐことになる。
会社のなかで目を転じる。
事なかれ主義の役員がいかに多いのかに辟易とする。
事態の悪化を黙殺し、自分の任期を無難に過ごそうとする。
自分たちも世代として同じことをしていないだろうか?
そのために、増税を手がかりに”今”国を直し始めるのはアリだと思う。
気をつけるべきは、
増税があくまで国の建て直しのために使われるということ。
結局政治家や官僚たちの言うがままになるのならば、
今までと同じように、ただのなし崩しの増税になりかねない。
愚論ですが、たまにこんなこと考えています。