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おかね推進室! おかねと人生設計のプチアドバイス

おかね推進室室長のFP新谷が、節約・貯蓄・投資等を通じて人生の軌道修正のプチアドバイスを行います。現在東南アジアはマレーシアより発信しています!

投信選びで資産増加が大事なわけ

投資信託を選ぶときに、資産が増加しているファンドを買うべし、
とよく聞きます。

未熟な営業マンの話なんかを聞きますと、
「資産が減ると運用がうまく出来ない」
等々と言っていることも多々あります。

正直分かったような分からないような説明です(笑)


自分でもどうすれば投信選びにおける資産純増の大事さを伝えられるかと
苦悶していたところ、これをうまく説明している記事を見ましたのでご紹介します。

日経ヴェリタス165号(5/8-14)『中野晴啓「ツミタテ王子の挑戦」下』


度々ヴェリタスからの引用ですみません(笑)
この中野さんというのはちょっと有名な長期投資ファンド、セゾン投信の社長ですね。

さわかみ投信の姿勢に共鳴して始まったファンドですが、なかなかいいです。
さわかみが日本株で勝負しているのに対し、セゾンは米ヴァンガード社の投信を組み入れる
ファンドオブファンズです。

さて、その中野氏はこう言っています。長いのですが引用します。


資金が入超なら、資産配分の割合が偏った場合に配分をもとの比率に戻すリバランスが簡単です。例えば債券と株式の割合がそれぞれ50ずつだったとしましょう。株が下がって40になり債券が60になったら、一般的には株を買い、債券を売って50ずつにする。当社のファンドは買い増しだけで配分を元に戻す。旗艦投信はこの4年間、一度も売ったことがない。つまり、売買手数料が少なくて済みます。 資金の出入りが頻繁だと不本意な売却をして、現金を作らなければならない。これは非効率です。一番ひどいのは資金の流出が続くこと。どんどん売らないといけない。「売り下がり」という最低の運用になってしまう


どうです?資金流入が続くセゾン投信だからこそ出来るリバランスのスタイルですが、
資金流入がいかに大事であるかがよく分かります。

難しいのは、こうした直販系の投信以外だと、大抵が販売会社の意向
残高が増えたり減ったりする点です。

そうした意味では”季節感”が多分にある投信は銘柄選びは大変ですね。
逆に、セゾンはじめ直販系投信の果たす役割は大きいといわざるを得ませんね。

ご参考になれば幸いです。

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