忍者ブログ

おかね推進室! おかねと人生設計のプチアドバイス

おかね推進室室長のFP新谷が、節約・貯蓄・投資等を通じて人生の軌道修正のプチアドバイスを行います。現在東南アジアはマレーシアより発信しています!

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


年末調整は済みましたか?

今年もボーナスが下がり嫁に報告できません。
おかね推進室室長 新谷です。

サラリーマン限定の制度ではありますが、皆さん年末調整はお済でしょうか?
面倒くさがって放っておくと結構損しますよ。

今日の話は、年末調整をしっかりするとどれくらいお金が戻ってくるのかって話です。

・・・
年末調整で必要になるのは大概二つですね。
1:一般の生命保険料控除個人年金保険料控除
2:住宅ローン控除

本日は上記のうち前者についてお話します。

一般の生命保険料控除の対象保険は、死亡保険や医療保険などの保険です。
子供や配偶者の保険も扶養している場合は控除対象です。
 

保険料合計 控除額
25,000円以下 支払金額全額
25,000円超~
50,000円以下
支払金額÷2
+12,500円
50,000円超~
100,000円以下
支払金額÷4
+25,000円
10万円超 50,000円

個人年金保険料控除も上記と同様の控除です。

・・・
では早速シミュレーションです。

年収600万で、専業主婦と子供二人を扶養している方を想定してみます。
ちなみに所得税(地方税も)は、収入から経費・控除などを差し引き、課税対象額を求め、これに税率をかけます。

収入 金額 控除 金額 備考
給与 600万      
    給与控除 174万 600×20%+54 = 174
    配偶者控除 38万  
    扶養控除 76万 38×2人= 76万
    基礎控除 38万  
    健康保険料 20万 アバウトな数字です
    厚生年金保険料 50万 アバウトな数字です
収入合計 600万 控除合計 396万  

課税対象額:600-396=204
税額:204×10%-9.75 = 10.65万
この税額が所得税として給与や賞与から天引きされた額の累計となります。

本年支払った保険料について計算します。
この払った保険料の一部が収入から控除することができます。

ご主人の死亡保険:年払7万:掛捨
ご主人の医療保険:年払2.5万:掛捨
奥様の医療保険:年払2.5万:掛捨
長男の医療保険:年払1.2万:掛捨
合計:13.2万
一般の生命保険料控除:5万

ご主人の個人年金:毎月1万→12万/年
個人年金保険料控除:5万

課税対象額の再計算:600-396-5-5=194
税額:194万× 5% =9.7
還付額: 10.65万 - 9.7万 =  9,500円

ということで保険料控除を年末調整することで1万前後が戻ってきます
”前後”と言ったのは、毎月の所得税は仮の計算で行われているからです。

年収は12月の所得をもって確定するので税率もそこで確定です。

・・・
いかがでしょうか?
たかが控除とはいえ1万もバックされるならやらない手はないでしょう。

なお年末調整に間に合わなかった方は2月半ばから確定申告もできます。
忙しい方は年末調整で済ませるほうが良いでしょうね。

PR