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おかね推進室室長のFP新谷が、節約・貯蓄・投資等を通じて人生の軌道修正のプチアドバイスを行います。現在東南アジアはマレーシアより発信しています!
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今年もボーナスが下がり嫁に報告できません。
おかね推進室室長 新谷です。
サラリーマン限定の制度ではありますが、皆さん年末調整はお済でしょうか?
面倒くさがって放っておくと結構損しますよ。
今日の話は、年末調整をしっかりするとどれくらいお金が戻ってくるのかって話です。
・・・
年末調整で必要になるのは大概二つですね。
1:一般の生命保険料控除、個人年金保険料控除
2:住宅ローン控除
本日は上記のうち前者についてお話します。
一般の生命保険料控除の対象保険は、死亡保険や医療保険などの保険です。
子供や配偶者の保険も扶養している場合は控除対象です。
保険料合計 | 控除額 |
25,000円以下 | 支払金額全額 |
25,000円超~ 50,000円以下 |
支払金額÷2 +12,500円 |
50,000円超~ 100,000円以下 |
支払金額÷4 +25,000円 |
10万円超 | 50,000円 |
個人年金保険料控除も上記と同様の控除です。
・・・
では早速シミュレーションです。
年収600万で、専業主婦と子供二人を扶養している方を想定してみます。
ちなみに所得税(地方税も)は、収入から経費・控除などを差し引き、課税対象額を求め、これに税率をかけます。
収入 | 金額 | 控除 | 金額 | 備考 |
給与 | 600万 | |||
給与控除 | 174万 | 600×20%+54 = 174 | ||
配偶者控除 | 38万 | |||
扶養控除 | 76万 | 38×2人= 76万 | ||
基礎控除 | 38万 | |||
健康保険料 | 20万 | アバウトな数字です | ||
厚生年金保険料 | 50万 | アバウトな数字です | ||
収入合計 | 600万 | 控除合計 | 396万 |
課税対象額:600-396=204
税額:204×10%-9.75 = 10.65万
この税額が所得税として給与や賞与から天引きされた額の累計となります。
本年支払った保険料について計算します。
この払った保険料の一部が収入から控除することができます。
ご主人の死亡保険:年払7万:掛捨
ご主人の医療保険:年払2.5万:掛捨
奥様の医療保険:年払2.5万:掛捨
長男の医療保険:年払1.2万:掛捨
合計:13.2万
一般の生命保険料控除:5万
ご主人の個人年金:毎月1万→12万/年
個人年金保険料控除:5万
課税対象額の再計算:600-396-5-5=194
税額:194万× 5% =9.7
還付額: 10.65万 - 9.7万 = 9,500円
ということで保険料控除を年末調整することで1万前後が戻ってきます。
”前後”と言ったのは、毎月の所得税は仮の計算で行われているからです。
年収は12月の所得をもって確定するので税率もそこで確定です。
・・・
いかがでしょうか?
たかが控除とはいえ1万もバックされるならやらない手はないでしょう。
なお年末調整に間に合わなかった方は2月半ばから確定申告もできます。
忙しい方は年末調整で済ませるほうが良いでしょうね。