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おかね推進室! おかねと人生設計のプチアドバイス

おかね推進室室長のFP新谷が、節約・貯蓄・投資等を通じて人生の軌道修正のプチアドバイスを行います。現在東南アジアはマレーシアより発信しています!

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ネット時代の節約お買い物術

おかね推進室の新谷です。

じつは先日洗濯機を買いました。
asw700.jpg
ちなみにこれ、近所のミドリ電気で19800円でした。
もちろん新品。

これを買って考えました。
実はインターネット(以下”ネット”)なんかで買い物するよりも
地元でうろついた方が安く買い物できるのではないか!


対面販売が安く済む第一の理由は、
”ネット”普及により情報格差が減少しつつあると思ったからです。

僕が学生であった2000年前後、”ネット”は一部の若者だけの領域だったと思います。

”ネット”オークションでは、捨てようと思っていたMSXが万円単位で売れたり、
映画やプロサッカーのチケットが500円で落札できることもザラでした。

しかし今や、”ネット”サーフィンできない人はまず見かけません。
”ネット”環境への参加者の増加が情報格差を消し、
商品の価格でも裁定が働きやすい状況が発生したように思います。

逆に対面販売では地域によって需給ギャップが起きやすいと思います。
例えば、ウチの近所は子育て世代が多い土地柄です。
電気店では地域にあわせた品揃えをするでしょうが単身用の商品も置くことでしょう。
単身用の在庫は次第に型落ちになり、安い値段でセールに出ることでしょう。

”ネット”では売れ残り在庫を安値で提供すると瞬く間に売れてしまうことがしばしばです。
しかし、地元の対面小売では知っている人だけ・動く人だけしか商品にアクセスできません。

このように、地域に偏在するギャップを生かすことで
我々は”ネット”より有利な買い物ができると思うのです。


対面販売が割安になるもう一つの理由は、交渉がきくからです。

ディスカウント店では、他店より1円でも高い商品のチラシを持参することで
その地域でもっとも安い値段をオファーしてくれることもあります。

また、店頭表示価格に配送料も込みにしろだとか、おまけ付けろだとか、
そうした値引き交渉も可能です。


このようなことを考えると、”ネット”全盛時代になんですが、
対面販売のほうが、価格の歪みが発生し得をできる可能性が高いのでは、と思いました。

”ネット”流通コストをが引き下げて小売価格も下がったのは否定しません。
しかし、デフレ環境の昨今、より”お買い得”感のある商品は”ネット”ではなく対面でこそ
得られるもののような気がしてなりません。

皆さんはどう思われますか?

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生命保険の見直しで節約:高額療養費と医療保険

おかね推進室室長の新谷です。

今回は医療保険の必要額について書いてみます。

結論からすると、
医療保険はいらない
以上です。


理由は高額療養費制度があるからです。

日本では高額療養費制度をはじめ公的健康保険が非常に手厚いため、
多少の貯蓄があればわざわざ民間の医療保険に加入する必要はないと判断しました。

ということで本日は高額療養費について書いてみたいと思います。


【 高 額 療 養 費 】
国民健康保険をはじめ、公的健康保険に加入している場合、原則自己負担割合3割です。
しかし入院が長引いたり大きな手術をすると、それでも負担となりますよね。
こうした面への配慮から高額療養費制度が出来たようです。

簡単な表を作りました。
kougaku.jpg

僕の例ですが、以前バスケットボールをやっており、試合中に膝の前十字靭帯を切りました。
後日、そこに人口靭帯を埋め込むという手術を受けました。

10割負担で計算して40万くらいかかったと思います。2週間くらい入院していました。
勿論高額療養費制度の対象になります。

実際に負担するのは、
80,100 + (400,000-267,000)×1% = 81,430円
ということになります。


・・・・
さて、この8万円ちょっとの医療費に対して、医療保険に皆さんどれくらい掛けていますか
一番安いプランでも30代なら年払で2.5万円くらいかかると思います。
4年掛ければ10万円の保険料です。

対して、4年に1度のペースで皆さん入院するでしょうか
まあ普通はないと思います。
それだけの保険料を出すのならば、貯蓄しておいたほうがよいでしょう。

考えてみれば、保険会社は儲かっているんです。
ということは、大概の方は医療保険を掛けた以上には保険金は受取れない、つまり掛け損というわけなのです。

というか、そういう統計の裏付けのもとでしか保険は商品化されないわけです。


・・・・
いかがでしょうか?
日本では公的医療が厚いため、今のところ貯蓄さえしておけば医療保険は不要と思われます。但しこれはあくまで現行の制度が続く限りです。

また、頭では分かっていても心では不安をぬぐえない方もいらっしゃると思います。
そういう方は共済などに加入されたらよろしいかと思います。

ご参考になれば幸いです。


生命保険の見直しで節約:どれくらい掛けるか(死亡保障)

お疲れ様です。おかね推進室室長の新谷です。

これまで生命保険についてお話してきました。
→ 生命保険の見直しで節約:生命保険はいつ頃必要なのか
→ 生命保険の見直しで節約:準備編


今回はどの程度の保障が必要か、という話です。

結論からいうと、必要額は個々人の価値観により様々なので、
必要額・保険金額の計算法についてお話したいと思います。

その1:収入方式
その2:支出方式



【収入方式から必要保障額を考える】

収入方式は、世帯主に万一のことがあった場合、その方が生きていれば得られたはずの金額をベースに保証を考える方式です。

大概の家庭は現在の収入をやりくりし、赤字にしない範囲で貯蓄や生活費などをまかなっていると思います。ということは、一家の稼ぎ手が亡くなっても現在と同等の月収が保険で下りれば理論上やってゆけるはずですね。

現在の収入だけ把握していれば良いので保障の見積もりが楽です。

試しに計算してみます。
35歳男性・年収600万の方で定年が60歳だとします(年収は不変とする)
すると、残余生涯収入は

600万×(60-35)=1億5000万

となります。
この計算だと保険金額1億5000万の60歳までの定期保険を組むことになります。
これはいかにもドデカイ保障というイメージもあると思います。

そこで最近は各社とも収入保障保険というものを勧めることが多いみたいです。
イメージはこんな感じです。
insurance1.jpg
定期保険契約時の保障額が期間満了まで続くのに対し、収入保障保険は、加齢と共に受け取り総額は減る計算になります。

そのため、後者は保険料が安くできることになります。保険金は月々の給料のように受取ることができます。



【支出方式から必要保障額を考える】
こちらのほうは、世帯主に万一のことがあった場合、その後必要になる費用(生活費や学費など)を合計して保障額を考える方法です。

こちらは実はなかなか計算が難しいと思います。
というかどこまで正確に必要な出費を思い出せるかがキーとなります。

試しに計算してみます。35歳男性で子ども2人と専業主婦の妻を養っている例です。

教育費用 1500×2 = 3,000万
子どもの教育資金  http://fparatani.blog.shinobi.jp/Category/8/ からざっくり計算)
生活費用 (25万円)×70% ×25年 = 5,250万円

生活費はざっくり計算で行きました。
現在の生活費は大体25万、稼ぎ手が死ぬと生活費は3割減ると想定しました。

CFP試験では子どもが独立したあとはさらに2割減?にしたと思いますが、端折ります。
というか忘れてしまいました(泣)

結果、子どもの教育費と生活費を合わせると8,250万円が必要保障額になります。
他にも車の買換えを必ずするとか、家のリフォームを行うとか、発生しそうなイベント費用は
入れておいたほうがよいでしょうね。


・・・・
いかがでしょうか。
保険会社の言いなりどおりの計算をすると莫大な保障が必要になります。
というかこれくらいの説明すらしない保険屋からは保険は買わないほうがよいでしょう。自分の手数料から保障額を計算している可能性があります。


ちなみに私はもっと大雑把な保障の計算しかしてません(しかも支出方式)。
子ども二人の教育費1500万×2人 = 3,000万、以上。
1年定期なので、学費を使った分だけ保障を減らすようにして毎年見直しています。

家族の生活費は考慮しませんでした。生活費は残された嫁に稼いでもらいます。
今の会社の規定によると僕が死ぬと1000万ほど見舞金も出ます。死亡退職金も鼻くそ程度ですが出るようです。

とりあえず1000万あれば、2年程度は暮らしてゆけるでしょう。その間に食い扶持を見つけるようにしてもらうつもりです。一応このことは常日頃から嫁には言って心の準備をしてもらっています。就学したら子ども達にも同じ事を言うつもりです。

ご参考になれば幸いです。